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(社)日本鉄リサイクル工業会の業務対策委員会(委員長・影島一吉影島興産社長)はこのほど、平成21年度の労働安全衛生講習会を開催した。この講習会は、企業経営の根幹をなす安全・安心の職場環境を鉄リサイクル業において構築することを目的として昨年度に続き企画されたもの。
講習会の冒頭で挨拶に立った影島委員長は「当委員会では、業界の事業の質を高める取り組みの一環として、講習会を開催してきており、昨年度は重機作業における安全対策やリスクアセスメントについて講習を行いました。そして今年度はその延長として、スクラップシャーの安全運転および労働安全マネジメントシステム(OHSMS)の構築についての講習を企画いたしましたので、どうぞご参加の皆様の職場に学習されたことを持ち帰っていただき、事業に役立てていただければと思います」と述べた。
講習会は2部制で行われ、第一部はメッツォ・ミネラルズ・ジャパン株式会社の志田隆司氏よりスクラップシャーの安全使用についての講義が行われた。このなかで志田氏はまず、スクラップシャーの起動時における注意点や作業領域における危険性について解説した。また、ギロチン刃の交換作業におけるヒヤリ・ハット事例を紹介し、安全操業にはメジャーリーガーのイチローを引き合いに出し、決めたことを同じ方法で毎日行うことや、作業従事者以外の立ち入りを極力減らすことが重要であるとした。
第2部は、環境ワークス株式会社の黒崎由行氏による「労働安全衛生マネジメントシステムの真実と『超』構築法」と題する講演が行われた。ここでは、安全とは何かということから始まり、聴講者が参加する形でのケーススタディやISO14001を流用した労働安全衛生方針の策定方法、リスクアセスメントの設定などが行われた。またこのなかで、OHSMSの構築には、方針や組織を明確化し、同業他社などの事故事例に学んだ上で、写真や図を活用した分かり易くシンプルなリスク管理策を導入していくなどが重要であるということが説明された。なお、講習会終了後には受講者に対し、影島委員長から受講修了証の授与が行われた。
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